【.Net】QRコードを作るwindowsアプリケーションを作ろう
初めに
最近いろいろなところでQRコードを見る機会が増えてきました。QRコードはカメラで撮れば簡単にいろいろなことを伝えられて便利ですね。そこで今回はQRコードを作るwindowsアプリケーションを作ってみようと思います。
今回はQRコードを作ってくれるライブラリ、「ZXing.Net(ゼブラクロッシングドットネット)」を使って作っていきます。ZXing.NetはJava用に開発されたライブラリを.Netに移植したものです。
使用環境とパッケージ
- VisualStudio2022
- ZXing.Net
プロジェクトを作成
VisualStudioを起動し、「新しいプロジェクトを作成」
Windowsフォームアプリケーション(.NET Framework)を選択し「次へ」ボタンを押す。
プロジェクト名を「QRCodeMaker」にして、右下の「作成」ボタンを押します。
windowのパーツを配置する
以下のように配置してください。大きさは大体で問題ないです。
ZXing.NETパッケージをダウンロード
ソリューションエクスプローラーの中にあるプロジェクト名を選択して右クリックし、表示される項目の中にある「NuGetパッケージの管理(N)…」をクリックします。
参照をクリックし、検索ボックスに「ZXing」と入力します。そうすると「ZXing.Net」が出てくるので、クリックします。
右側の内容の詳細から、バージョン「0.16.6」を選び、「インストール」ボタンをクリックします。
これでパッケージがインストールされます。
コーディング
次にプログラミングをしていきましょう。ボタンのイベントで実行するようにしたいので、クリックイベントを実装していきます。
button1のTextを「Create」に変え、Formのボタンをダブルクリックするとbutton1_Clickイベントが自動的に実装されます。
その中に以下のコードを書きこみます。
コード
一番上に
using ZXing;
を入れてください。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
BarcodeWriter writer = new BarcodeWriter();
writer.Format = BarcodeFormat.QR_CODE;
writer.Options.Height = 200;
writer.Options.Width = 200;
writer.Options.Margin = 2;
writer.Options.Hints.Add(EncodeHintType.CHARACTER_SET, "UTF-8");
writer.Options.Hints.Add(EncodeHintType.ERROR_CORRECTION, ZXing.QrCode.Internal.ErrorCorrectionLevel.M);
pictureBox1.Image = writer.Write(textBox1.Text);
Clipboard.SetDataObject(pictureBox1.Image);
}
動作させてみる
プログラムを書いたら保存し、画面上部中央の緑矢印ボタン「開始」を押すとプログラムが実行されます。
テキストボックスに「TEST」といれ、「Create」ボタンを押します。
このように出てきたら完成です。
Googleレンズで読み取ってみてください。
終わりに
意外と簡単にできてびっくりしたのではないでしょうか。これくらいなら小学生や中学生でもプログラミングできますね。
このQRコードは、クリップボードに自動でコピーされるので、ほかのソフトに張り付けて使うことができます。以前もWIFIのログインQRコードを作りましたが、こちらでも簡単にできるので挑戦してみてください。
wifiの設定用QRを作るには
WIFI:T:WPA;S:xxxxxxxx;P:yyyyyyyy;H;false;
の文字列を使うといいです。xxxはSSID,yyyはパスワードを入れる。